私がこれまで仕事をしていた中で便利だと思ったインターネット上で公開されている地図をいくつか紹介します。紹介する地図は順不同で、随時更新できたらなと思っています。
今回紹介する他にも便利な地図あるかもしれませんが、どうぞご了承ください。
また著作権などにつきましては、紹介したリンク先の説明欄(ヘルプetc…)をご確認ください。
目次
地理院地図
国土交通省 国土地理院が整備している地図です。
日本列島だけでなく世界地図をシームレスに見ることができます(日本以外の世界地図では、近隣国である中国・ロシア・韓国・北朝鮮を除いて主要都市のみ表記)。
地理院地図の画面操作は大雑把に下記の通りです。
- サイト左上の「地図」のアイコン
◇地図の表記変更(種類は標準・淡色・白黒・英語表記・空中写真)
◇アイコンをさらに左クリックすると画面左側にパネルが表示され、地質等の土地の成り立ちに関する地図、測量するための基準点や避難場所などの追加ができる
◇パネル下側にて追加選択した地図名をクリックすると、表示・非表示の切り替え - サイト右上のツールバー
主に下記の便利なツールがあります。
◇地図の印刷
◇画面中央にある十字グリッドの非表示などの設定
◇円や線の追加や距離および面積の計測機能
◇断面図作成 - サイト下
◇十字グリッド中心にある値を表示
ある程度地図を拡大していくとその地点のおおむねの標高値が表示されます。
※空中写真や航空レーザーを基にしているため参考値と捉えた方が無難です。十字グリッドのポイントを微妙に動かすだけで標高値が変わる可能性があるためです。
◇空中写真の地図にて「全国最新写真(シームレス)」を表示すると、いつ頃の期間で撮影されたか表示
Googleで公開している地図
Google マップ
Webサイトで見る地図です。
Googleマップは官公庁や学校、店舗等の情報量が膨大であるにも関わらず、比較的サクサクと操作しやすいとても便利な地図です。ストリートビューやルート案内機能を備えており、旅行や仕事先、打合せ先に向かう前によく利用しています。今まで行ったことが無い場所に向かう際は、現地状況(風景)をイメージしやすいのも利点の一つです。
またスマートフォンやタブレットでGoogleマップのアプリをインストールしておくと、目的地を指定することでナビまでしてくれます。
パソコンで見る際は、画面左下の「レイヤ」をクリックすることで通常の地図と空中写真を切り替えることができます。つづいて「レイヤ」をクリックすることで横にいくつかのアイコンが表示され、「詳細」を選択すると隠れていたレイヤも表示されます。
Google Earth
衛星写真の地図をくるくると地球儀のように操作する地図です。
近年では Webサイト 上でも見ることができます。感想としては、少し動きがもっさりしていて使いにくかったです。
個人的にソフトウェアであるGoogle Earth プロの方をインストールして使用していました。
ストリートビューやルート検索などといったGoogleマップと同じ機能があります。
Google Earth プロの操作方法
- 初期設定
初期設定ではズームすることによって地図が傾斜していく3次元操作になっていますが、私は傾斜させない2次元操作に設定していました。(ツール → ナビゲーション → 「ズーム中の自動傾斜を無効にする」に設定) - 目印機能
出発地や目的地に目印(ピン)を付けることで、経緯度が自動的に記録されます。登録した目印は、右クリックすることで削除したり、目印の種類・移動調整(プロパティ)、ルート検索も可能です。 - KMZファイルについて
目印単体やお気に入りに追加したフォルダは、各々を右クリックして「名前を付けて場所を保存」を選択するとKMZファイルとして保存することも可能です。
KMZファイルは、様々な地図作成ソフト(GIS・CADなど)と連動しており、双方でインポート・エキスポートできます。
またGoogleアカウントをログインした状態で、GoogleドライブにKMZファイルを保存しておくと、先ほど紹介したGoogleマップと連動させて、ナビゲーションにも使用できます。 - 他のコンテンツと連動
Google Earth プロは、国土地理院の地図や官公庁・地方自治体で公開しているオープンデータをインポートして、カスタマイズすることができます。
ゼンリン地図(いつもNavi)
株式会社ゼンリンが公開している地図サイトです。
ゼンリンは、独自に調査した情報を基に住宅地図などを作成しており、さらにデジタル地図やカーナビといった様々なプラットフォームに地図データを供給している国内最大手の地図情報企業です。
この地図サイトは、官公庁や学校、店舗等の掲載情報量が膨大であるにも関わらず、比較的Wedサイト上でサクサクと操作しやすく、とても便利です。 ルート検索も簡単に行うことができます。
ゼンリンの地図といえば、住宅地図が有名ですが、地域ごとに分けられて書籍が定期的に出版されています。書籍の価格帯は、1~3万円となっており、一般の方が中々購入しにくいので、抜粋版でコンビニのプリントサービスを利用したり、図書館で閲覧(場合によっては一部コピー可能な場合も)することをお勧めします。
ゼンリン地図は、デジタル地図としてパソコンやタブレット端末でも閲覧することも可能です。
OpenStreetMap(OSM)
OpenStreetMapは、オープンライセンスで自由に利用できる世界地図です。
最近ではYahooの地図背景にも利用されており、とても見やすい地図です。
個人的に見ていて驚いたのは、比較的小規模な市町村内の川の名称も表示されていることです。
都道府県単位で公開している地図
都道府県で公開している行政地図サイトについて紹介します(下記サービス名にて付属した外部リンク先を参照してください)。
行政地図は、都市計画など多くの情報が網羅しています。
また、各都道府県のオープンデータカタログサイトにも地図に関するオープンデータを公開している可能性があります。是非探してみてください。
- 東京都 都市整備局 「都市計画情報等インターネット提供サービス」
- 千葉県 総務部情報システム課(電子申請システム班) 「ちば情報マップ」
市町村単位で公開している地図
市町村単位で公開している行政地図サイトについて紹介します(下記サービス名にて付属した外部リンク先を参照ください)。
行政地図は、道路幅員や都市計画等の情報が網羅しています。比較的人口が多い年で公開していることが多いです。
また、各市町村のオープンデータカタログサイトにも地図に関するオープンデータを公開している可能性があります。是非探してみてください。
- 札幌市(総務局情報システム部システム調整課)「札幌市地図情報サービス」
- 横浜市「横浜市行政地図情報提供システム」
その他(ポータルサイト等)
個人的に便利と感じた地図サイトについて紹介します (随時更新予定)。